看護師と准看護師って何が違うの?

看護師と准看護師って何が違うの?

看護師には「正看護師」「准看護師」がありますが、この2つの違いというものは、
患者さんや一般の方にはあまり認識されていません。

 

しかしながら、外部から見るとその違いがあまり感じられない正看護師と准看護師には、
医療の現場において明確な違いがあります。
ここでは、その正看護師と准看護師の違いについてご説明していきたいと思います。

 

まず、正看護師と准看護師の大きな違いには、「免許・資格が異なる」というものがあります。
正看護師の持つ免許・資格は「国家資格免許」となっており、
保健師助産師看護師法第18条に基づいて行われる国家試験をパスして得られるものです。
この国家試験は、厚生労働省医政局が監修を行っており、資格は厚生労働大臣によって認可されます。

 

これに対し、准看護師の持つ免許・資格は「都道府県知事免許」となっており、
各都道府県にて試験が実施され、試験に合格した者の認可も都道府県知事が行います。

 

また、正看護師と准看護師は、実際に病院や医療施設といった職場で働く際の立ち位置や役割も異なります。
実際の医療現場では、正看護師か准看護師かで仕事内容が異なるということはほとんどありませんが、
准看護師の場合は法律によって「看護業務を医師、歯科医師または看護師の指示を受けて行なう」と定められているため、
医療チーム内では正看護師の下に准看護師がいるという位置づけとなります。

 

加えて、正看護師が自分の判断によって主体的な看護を行えるのに対し、
准看護師は医師や歯科医師、正看護師の指示があってはじめて看護業務を行うことが可能となります。
このため、准看護師は正看護師と比較して給与水準が低く、役職(医療チームリーダーや婦長など)につけないという一面も持っています。

 

元々、准看護師は戦後の医療従事者不足を解消するために作られた資格で、
資格取得までの期間を短縮させ、看護業務に携わる人員を早期育成させることを目的としたものでした。

 

そのため、行うことのできる業務に「医師や正看護師の補助」という制限がかけられる事となったのです。
しかしながら、近年、医療技術の専門化が進んでいることから、准看護師制度の見直し・廃止についての議論がなされるようになってきています。

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